まとめてみる
笹谷です。
柔道における寝技は
立ち姿勢からの関節技と絞技を始まりとして
嘉納師範によって抑技が作られ向かい合っての攻防が可能となり
引き込み禁止や攻防の時間制限等の競技ルールの影響から
現在ではカメ取りの技術が主流となっているわけです
ここでいう寝技とはあらゆる態勢から
固技(抑技、絞技、関節技)へ持ち込む技とその攻防のことを言います
この歴史的変遷を踏まえた上での指導順は
正対で向かい合っての攻防から始め
そこで得たものをカメ取りや立ち姿勢からの移行の技術に発展させると考えます
つまり、正対で向かい合って乱取することが寝技ひいては柔道そのものの基礎技術と考えます
さらにいうと寝技の乱取はケガのリスクも低く運動強度も高いので
生涯スポーツとして発展する可能性を持つ運動とも考えます
正対で向かい合っての乱取をするための手順ですが
その前段階で受身等の基礎技術や投技等を学んでいるという前提で
固技とその連絡変化、逃げ方やタップを学び
引き込んだ姿勢からの組み方と返し方
返し方においてはとくに相手の膝裏の極め方が重要で
引き込まれてからの応じ方
応じ方においてはいかに効率よく相手の膝を越えるかが重要
ここまでが約2時間のプログラムで考えてます
指導対象のレベルに応じて段階を増減して対応可能です
写真は前三角からの十字固ですが
この技は寝姿勢から引き込んで仕掛けるのはもちろん
立ち姿勢から引き込んで仕掛けることも
うつ伏せでカメの相手に仕掛けることもできます
例えばこの技を学ぼうと考えたら
正対下(寝姿勢仰向け)からの仕掛け方を学んで
そこから他の態勢に発展させることが本質的であると考えます
この例からもわかるように
正対姿勢の寝技乱取から寝技の本質的な学びが得られると考えているわけです
んなわけで、今日もほんのり頑張ります(・∀・)ノ
【11月28日朝の体重:79.4kg(前日比-0.2kg)/[標準体重78kg]+1.4kg】
【2018年乱取総時間数《100回》5891分/立技:1956分、寝技:3935分】